セレンが白髪予防に効く?食べ物とサプリメントの摂り方
白髪は老化現象の1つであり、誰もが年齢を重ねるにつれて現れるものです。しかし、若い年齢で白髪が目立つ人もおり、その原因は様々な要因によるものとされています。近年、栄養素が白髪の予防に効果があるとされていることから、食生活に注目が集まっています。今回は、その中でもセレンが白髪予防に効くとされていることについて、食べ物とサプリメントの摂り方について解説します。
【セレンとは】 セレンとは、ミネラルの一種であり、人体には微量しか必要とされていません。主に肝臓、腎臓、筋肉、脾臓などに多く含まれ、血液中にはごくわずかしか存在しません。セレンは、抗酸化作用を持つ成分の1つとして知られており、体内の酸化ストレスを軽減する働きがあります。
【セレンと白髪の関係】 セレンは、酸化ストレスを軽減する働きがあるため、白髪の原因の1つである酸化ストレスを予防する効果が期待されています。一方で、セレンが不足すると、酸化ストレスが増加し、細胞や組織の老化が促進されることが知られています。さらに、セレン不足は、髪の毛の成長を促す成分の働きを妨げ、白髪を増やす原因になるとされています。
【セレンを含む食品】 セレンは、自然界に普遍的に存在するミネラルであり、多くの食品に含まれています。ただし、含有量は品種や産地、保存状態などによって異なります。セレンを多く含む食品としては、以下のものが挙げられます。
<セレンを多く含む食品>
セレンは、ブラジルナッツや黒こしょう、牡蠣などに多く含まれています。以下に、代表的なセレンを多く含む食品をいくつか挙げてみます。
・ブラジルナッツ 1個あたりのセレン含有量:544mcg
・黒こしょう 1gあたりのセレン含有量:0.64mcg
・牡蠣 1個あたりのセレン含有量:48mcg
・レバー 100gあたりのセレン含有量:48.4mcg
・鶏肉 100gあたりのセレン含有量:22.5mcg